アパレル・ファッション業界で働く方を応援する株式会社ＭＯＲＩパーソネル・クリエイツではアパレル企業の人事担当者を集めた勉強会FBG（ファッションビジネスグッドカンパニークラブ）を運営しています。

2021年8月、10月の2回にわたり、教育研修イベントを完全オンラインで開催しました！
今回取り上げたテーマは、今多くのアパレル企業が力を入れ始めている“デジタル施策”についてです。やらなければいけないと実践しているものの、実際効果が出ているのかよくかわらない・・・。会社からは指示が出るが、具体的な目標値までの落とし込みがなく、セールスの現場はとりあえずやるが労力が増える一方で売り上げにも反映せず、モチベーションが低下・・・といった悩みを抱えている企業が多いということで、リテールコンサルタント&デジタルセールスストラテジストとして様々な企業のコンサルティングを行うPLAY CEOの四元亮平氏をお迎えして、「デジタル施策を行う本来の目的と最大の効果を生むために必要なこと」についてお話いただきました。
セッション数やページビュー数を増やすことは、『マーケティング』であって、売り上げを作る『セールス』とは切り離して考えなければならないが、多くの企業がセールス(現場)にセッション数やビュー数を上げる(マーケティング)ように指示してしまい、結果的にセールス側の負担が大きくなって、悪循環に陥っているということでした。
そして、「KPI(目標)」を明確にすることで、やみくもにSNSや動画をUPするというアクションが減り、スタッフのモチベーション維持にも繋がるということでした。
売場のスタッフに関しては、今後自身の評価について単に売上だけでなく、SNSの運用なども評価基準として企業の中で定められていくことが期待されますので、その辺の仕組みづくりがこれからの各企業の課題になってくるのではないでしょうか？