アパレル・ファッション業界で働く方を応援する株式会社ＭＯＲＩパーソネル・クリエイツではアパレル企業の人事担当者を集めた勉強会FBG（ファッションビジネスグッドカンパニークラブ）を運営しています。

2020年12月、FBG第21期の発会式をオンラインとリアルのハイブリット形式で開催しました！
講演では、パタゴニア日本支社 Eコマースディレクターの平田氏をお迎えし、パタゴニアが行う環境への具体的な取り組みやパタゴニアが目指す“リジェネラティブ(環境再生)な社会についてお話いただきました。
企業理念「Buy Less 、Demand More.(買うことは減らし、求めることは増やす。)」
Buy Less：高品質なものや中古品や多機能的なものを購入し、繰り返し、それを着て、それを修理しましょう。
Domand More：ブランドに彼らが製造するものとその製造方法の責任を課しましょう。

パタゴニアでは、昔から環境を考えた服作りを行っています。
1993年リサイクルされたペットボトルからの再生フリースを採用した製品を生み出し、1996年全てのコットン製品を“オーガニック”へ
そして、2025年までに「100% Preferred Materials(100%好ましい素材)」(リサイクル/再生可能/生分解性/トレーサブル)で服作りを行うというとてつもない目標を掲げ、それに向けて取り組んでいます。
世間では、「サスティナブル(持続可能)」という言葉は徐々に浸透しつつありますが、実はサスティナブルのすぐ近くにリジェネラティブ(環境再生)があり、それぞれを意識して活動していくことが将来の地球を守っていく上で重要なんだと気づかされました。
今ファッション・アパレル業界では、大量に作った商品の廃棄が問題になっています。徐々にではありますが、自然に配慮した生地の開発などが進みつつありますが、作り手だけではなく、商品を買う側の消費者の意識も変わっていかないといけないのだと思いました。